ラノベ部 2

近頃流行のさくっと読める日常系メタライトノベル。正直このジャンルはちょっと苦手で、生徒会シリーズは投げちゃったんだけどね。なんだろ、読者に「ここ笑うところな」というト書きがあるように読んじゃったのかな。作者が無理してる感というか。ん? それって力量? や、それを言っちゃ非道いけど……って言っちゃったよ。でもね、ラノベ部は嫌いになれないんだなあ不思議と。ライトノベル論とかどうでもいいんですよ、正直。それこそ、地球の重力に魂を引かれたなんちゃらと同じレベルの話でって、そんな偉いこと言えた身分じゃないんですが。ええとね、なにが言いたいかといえばラノベ部は竹田くんと美咲ちゃんが気に入ったんです。それでいいんです。2巻は物語の舞台である「ラノベ部」創設話を横糸に進んでいくのですが、ここで避けては通れぬのが竹田&浅羽の幼なじみ問題。いやだって、家が隣どおしで高校が同じな上部活までいっしょに作ったとありゃ、そりゃなにかあったに違いないと。そして思った通りになにがあったと……龍ちゃんには勝手にシンパシー! 幼なじみなんていないけど勝手にシンクロニシティ! 左右非対称な泣いてるんだか笑ってるんだか分からない顔で見守りたいです、はい。