天の光はすべて星

フレドリック・ブラウン

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4) (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4) (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)
田中融二

早川書房 2008-09-05
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools
子どもの頃に愛読していた図解百科事典でお気に入りの項目がいくつかありました。戦車や戦闘機などもそのひとつでしたが、中でも大好きだったのが宇宙開発の項目です。80年代に編纂されたその図解百科事典では、2000年にはNASAを中心とした国際宇宙ステーションがとっくに完成され、スペースシャトルが行きかっているはずだったのです。
いつの間にか私も星屑になっていて、将来は宇宙飛行士になるのだと信じていました。だから小学校5年生の時、初めて眼鏡をかけた夜、眼鏡なしでは満天の星空もみられなくなっていた自分に涙したのです。
天元突破グレンラガンの最終話の感想から、この本の感想を書こうと思ったのに、実際にキーボードをたたいていたらこんなオセンチな文章になってしまいました（笑）。だけど、この小説を読み終わって表紙をもう一度眺めていると、そんな気分になるのです。宇宙に、SFにあこがれて挫折した人にお奨めの1冊。きみも星屑だったんだろ？
asin:4150116792