電脳コイル (4)

電脳コイル 4 (トクマ・ノベルズEdge)

電脳コイル 4 (トクマ・ノベルズEdge)

現在放映しているアニメの中で、最も楽しんでいるのが電脳コイルの再放送。1週目では見えなかった伏線やディテールが2週目でようやく見えてきて、傑作であることを再確認させられる。DVDを買えている人は勝ち組ですよ。例え少数派でも!
さて、ではノベル版電脳コイルはといえばこれまた素晴らしいと言うしかない。再三になるがガジェットとストーリー優先でアニメ版では描ききれなかった、登場人物の内面や側面をとても丁寧に描き出している。特に4巻ではマイコ先生の表現の変化が顕著。ただのおとぼけ先生ではなく、信念を持って子どもに接する大人として描かれている。また、個人的にはガチャギリとナメッチの掘り下げが印象深い。アニメ版では中盤以降モブだったのに。
それと、高度な電脳メガネ遣いになるには、それ相応の体力や瞬発力が必要というアイデアはアニメ版では描き切れなかったんだろうな。アニメ版でもよく走り回っていたけど、メガビーを安定して撃つのには下半身が重要とか面白かったな。