とらドラ5!

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)

TVアニメ化も今秋に決まって絶好調なとらドラ!、遅ればせながら第5巻の感想です。たしか、第3巻あたりの感想で「ゆゆこ節」と書いたところ、コメント欄で「ゆゆこ節は5巻以降」とご指摘された記憶があるのですが、まさに! キャラクターの魅力を最大限に引き出し、あらゆるところに笑いをまぶしながらも、トップギアで駆け抜けるカタルシス!この疾走感こそゆゆこ節なのか!?
さて、第5巻は学園もの定番の学園祭。竜児たち2-Cでは独身(30)こと恋ヶ窪先生の陰謀によりクラス展示はなんとプロレスショー。更には大河がミスコンに出場することになったというときに、なんと大河の父親登場……。
これまで見られなかった、竜児や大河の所属する2-Cのクラスメイトの魅力もさることながら、なんといっても見所は竜児の自らの青さを思い知らされることになる展開と始まりだした恋の三角関係。そして最後の「福男」で平行するそれらを全部ひっくるめて”友情”パワーで収めてしまう、竹ゆゆの豪腕ぶりには脱帽です。
あ、アニメ版釘宮問題は個人的にスルーということで(笑)