とらドラ4!

とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)

とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)

夏休み亜美の別荘に泊まりに行った竜児たち。「今までのパターンだと共倒れだ!」ということで、なんだかんだと大河が竜児と実乃里のアシストにまわることに。そこで、怖がりだという実乃里の弱点を突いて竜児と接近させようと画策するのだが……。夏の別荘で徐々に縮まる人間関係!
そんな「とらドラ!」第四巻は、ずっとみのりんのターン!まあ、表紙を飾ってるくらいですからね。準ヒロインですからね…準ヒロイン(泣)。竜児とみのりんの関係もようやく対等になってきましたね。感慨深いなあ。だけども、「とらドラ!」は竜児と大河の物語なんだよなあ(遠い目)。
まあ、そういうことはひとまず置いておいてと。いやあ、今回も面白かった!大河がね「駄犬」だ「エロ犬」だ言うのはちょっとばかりうんざりし始めてたんですけど、4巻は大河だけじゃないからな。なんといっても、登場人物が主要5人に絞られていたので、各々のキャラクターがより深く掘り下げられていてよし。特に、実乃里と亜美の心の内が明らかになる過程が素晴らしい。花火から最後に駅で解散するシーンまでの、3人の竜児に対する心情の変化がががが。この先、(亜美はおいいといて)あの3人がどうなることやら……。だから、多角関係もののラブコメは苦手なんだよう!
しかし、コメディーパートはしっかり笑わせて、ここまで魅力的な女の子を描けるなんて、ラブコメとしてはこれまで読んできた中でも最高峰と言わざるおえんな。それと、余談だけどみのりん派多くね?